中小企業診断士1次試験 用語集 企業経営理論
経営戦略論

撤退障壁

Exit Barriers

概要

企業が不採算事業から撤退する際に直面する困難や障害。

詳細解説

撤退障壁とは、企業が事業から撤退しようとする際に直面する障害である。専用設備の埋没コスト、従業員の雇用問題、取引先との関係、感情的・心理的な抵抗、政府規制などが主な要因となる。

撤退障壁が高い業界では、不採算企業が退出できず過当競争が続き、業界全体の収益性が低下する。参入障壁と撤退障壁の組み合わせにより、業界の収益性パターンが決まる。

事例・具体例

鉄鋼業では巨大な生産設備が他用途に転用しにくく、また雇用への影響が大きいため、撤退障壁が非常に高い。

提唱者・関連学者

マイケル・ポーターが5フォース分析の中で撤退障壁の概念を論じた。