ファイナンス
MM理論
Modigliani-Miller Theorem
概要
完全市場の下では資本構成が企業価値に影響しないとする理論。
詳細解説
MM理論は、法人税・取引コスト・情報の非対称性がない完全資本市場において、企業価値は資本構成(負債と株主資本の比率)に依存しないという命題である(MM命題第1)。
法人税を考慮した修正MM理論では、負債の節税効果(タックスシールド)により負債を増やすほど企業価値が高まる。ただし現実には倒産コストやエージェンシーコストがあり、最適資本構成が存在するとされる。
事例・具体例
完全市場で企業価値10億円の場合、負債比率を30%から50%に変更しても企業価値は10億円のまま変わらない(MM命題第1)。
提唱者・関連学者
フランコ・モディリアーニとマートン・ミラーが1958年に発表した。両名はそれぞれ1985年・1990年にノーベル経済学賞を受賞している。