中小企業診断士1次試験 用語集 財務・会計
簿記・会計原則

複式簿記

Double-entry Bookkeeping

概要

すべての取引を借方と貸方の両面から記録する簿記の方法。

詳細解説

複式簿記は、一つの取引を必ず借方(左側)と貸方(右側)の二面から記録する方法である。取引の原因と結果を同時に把握でき、貸借平均の原理により記録の正確性を検証できる点が特徴である。

借方と貸方の合計は常に一致するため、試算表を作成して記帳の正確性を確認できる。現代の企業会計はすべて複式簿記を基礎としている。

事例・具体例

商品100万円を掛けで仕入れた場合、借方に「仕入 100万円」、貸方に「買掛金 100万円」と記録する。資産の増加と負債の増加が同時に記録される。

提唱者・関連学者

15世紀イタリアの数学者ルカ・パチョーリが著書『スムマ』(1494年)で複式簿記を体系的に記述したことから、「近代会計の父」と呼ばれる。