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20128/8

総資本回転率

総資本回転率とは収益性の分析の一種で、分析対象企業の総資本の回転速度を測る指標です。

この指標が高ければ、総資本の運用効率が高いことを示します。

この総資本回転率は【総資本回転率=売上高÷総資本 (回)】という計算式で求めます。

この式はその企業の売上高を総資本で除すという構造となっており、設備投資等で投下した総資本が売上高として回収される速度を示しています。

この総資本回転率が高い場合はより少ない元手で同じ売り上げを上げた、もしくは同じ元手でより大きな売り上げを上げたということができます。

ここで、この総資本回転率が低い場合にどのようなことがいえるかを考えてみたいと思います。

総資本回転率が低いということは持っている総資本の量に比べて売上高が低いということができます。そのことは無駄な資産があるという事がいえます。

売上が変わらないとした場合、計算式の分母にあたる総資本を圧縮する事でこの総資本回転率を改善することが可能です。

例えば、現金に余裕があるのならば借入金を返済して負債を圧縮する、または使っていない不良資産等を処分(会計上の損を計上して)するといった方法を採ることができます。

今回のまんがでは先生が回転率を考えてみようと言っています。生徒さんは回転率と言われてもいまいちピンと来ていないようで3コマ目でぐるぐるしています。

確かに回転率と言いながら表れてくる指標は回と読むことがおおいですからね。

以下、ROAを売上高を用いて分解した指標を示しておきます。

1.(総)資本利益率(ROA:Retuen On Asset)=経常利益÷総資本×100%
2.売上高経常利益率=経常利益÷売上高×100%
3.(総)資本回転率=売上高÷総資本 (回)

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