経営用語4コママンガ

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20128/8

全体最適


全体最適とは、組織やシステム等において全体の最適を図ることです。対して部分最適とは、各部分機能の最適を図ることをいいます。

この言葉を一躍有名にしたのは、イスラエルの学者エリヤフ・ゴールドラット博士は著書『The Goal』です。ゴールドラット博士はこの著書で「制約理論の条件(TOC:Theory Of Constraints)」を提唱し、全体最適を追求し、個々の改善を積み上げる部分最適化手法を否定しています。

例えば、複数の工程で順番に作業をしていくような生産形態で、ひとつの工程の稼働率だけあげても全体の生産性はあがりません。全体の生産性は一番生産性の低い部分(ボトルネック)に依存します。

これを「鎖のアレゴリー」といい、鎖の全体の強さは鎖の一番弱い環に依存することに喩えられます(ちなみにレーニンもロシア革命について「帝国主義の最も鎖の弱い環で革命が起きる」 と語っています。どんなに強固に見える鉄鎖でも弱い環を突き崩せば瓦解するという意味です)。

同様に企業全体の強さを評価するのにも、個別の部門で改善をするのではなくて企業全体の中で最も弱い、本質的な制約を解消しなければ企業利益は向上しないことが分かります。

『The Goal』には「What is your Goal? Make More Money!」という有名な言葉があります。企業の究極の目的は「現在から将来にかけて」利益を生み続けることを指摘しています。

個別改善を積み上げるのではなく全体の中でどこに制約条件(ボトルネック)が存在するかを特定し、そこから手を付けることが利益を向上するために必要な方策となります。

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